ブログ 2020.05.11

未曽有の感染症の国難の中、深山の山菜を見つめて思うこと (4月末)。

少雪の冬にもかかわらず美しい姿を魅せ始めた水芭蕉。長い冬が終わり、待望の春の始まりを感じる日々でした(2020年4月27日・尾瀬野より望む桧枝岐川渓谷にて)。

少雪の冬にもかかわらず美しい姿を魅せ始めた水芭蕉。長い冬が終わり、待望の春の始まりを感じる日々でした(2020年4月27日・尾瀬野より望む桧枝岐川渓谷にて)。

リュウ金貨も水芭蕉とともに可憐な美しい姿を魅せ始めておりました。尾瀬国立公園でも、心洗われるような清らかな美しいリュウキンカの姿が見られることでしょう(2020年4月27日・尾瀬野より望む桧枝岐川渓谷にて)。

リュウ金貨も水芭蕉とともに可憐な美しい姿を魅せ始めておりました。尾瀬国立公園でも、心洗われるような清らかな美しいリュウキンカの姿が見られることでしょう(2020年4月27日・尾瀬野より望む桧枝岐川渓谷にて)。

歴史的な少雪の冬でしたので山菜も心配でしたが、いつもの年と同じようにまた、時期もほぼ変わらずに姿を魅せている光景に大自然の普遍の偉大さを見た思いでした(2020年4月29日)。

歴史的な少雪の冬でしたので山菜も心配でしたが、いつもの年と同じようにまた、時期もほぼ変わらずに姿を魅せている光景に大自然の普遍の偉大さを見た思いでした(2020年4月29日)。

このころはまだ新緑には程遠く、4月にしては肌寒い日々が続いておりました。ブナの木の枝の奥に会津駒ケ岳から続く尾根を望んで(山菜採りの途中にて・標高約1100m・2020年4月29日)。

このころはまだ新緑には程遠く、4月にしては肌寒い日々が続いておりました。ブナの木の枝の奥に会津駒ケ岳から続く尾根を望んで(山菜採りの途中にて・標高約1100m・2020年4月29日)。

戦時中とも比較されるほどの、新型コロナウイルスによる未曽有の国難。戦時中や戦後の、想像を絶するほどの厳しさと食糧難の時代を体験していない昭和36年生まれの自分が語ることは浅はかですが、戦後の食糧難と比べても、食料や、食べ物は身近にいくらでもありますね。毎年4月末頃から5月初旬に出かける山菜取りでは、戦後の食糧難の時代を乗り越えてきた祖母が、命がけで、畑を耕し、山中で子供を育て、今の時代ではまさに想像もつかないような困難の中で生き抜いてきた場所を訪れます。険しい山々の山肌を開墾してムコウジロ小屋(掘っ建て小屋)で生活し、生きるための食料を求めて耕したその過酷な人生を思うとき、今年も祖母の人生を思い山菜を採りながら涙が頬を伝いました。生きるか死ぬかの厳しさの中、想像を絶するような苦労と困難を乗り越えて生き抜いた人生は、人間として本当に美しい人生だったと思います。

天国のエイノバンバへ
今まさに桧枝岐村の観光もそして日本もまた日本の観光や宿泊業もそして我が家の商売も大変な困難に遭遇しております。この先どうなるのかも全くわからないような状況です。しかし今年もエイノバンバが命懸けで耕した開墾地のおかげで、季節の山菜を採ることができました。一人目のだんなさんは表層雪崩で亡くなり二人目のだんなさんは、太平洋戦争にてルソン島で戦死という想像を絶するような悲しみを乗り越えた後の過酷な開墾地での厳しい生活。太平洋戦争に旦那さんを見送りに行かれた時は、檜枝岐村から会津田島町まで砂利道の中をサワグルミの皮で作った足ナカを履いて歩き、田島町手前の永田橋の下の河原で足ナカを洗ったと聞きましたが、どれだけの思いで、どれほどの思いで、川の流れを眺められたことか。
おばあさん、今年も素晴らしい山菜を本当に有難うございました。社会情勢はまさに大変な状況ですが必ず乗り越えてゆきます。

明治39年生まれの天国のエイノおばあさんへ送る歌  美空ひばりさん  芸道一代 そして 川の流れのように 
(おばあさん、美空ひばりさんが大好きでしたね)。
エイノおばあさんがいつも口ずさんでいた歌 二葉百合子さん 岸壁の母

 

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